コラム

モルタル外壁の雨による影響について解説します!

モルタル外壁に関する維持と管理の情報を探している方に向けて、この記事では、雨がモルタル外壁に与える影響とその対策方法について詳しく解説します。

美観を保ちながら、長期にわたる建物の機能を維持するための知識を提供することが目的です。

 

□モルタル外壁の基本と美的魅力

 

1:モルタル外壁の素材と特性

 

モルタルはセメント、水、砂を混ぜ合わせたもので、これを壁に塗布して作られます。

職人が手作業で塗ることにより、独特の質感や模様を生み出せます。

 

2:シームレスな仕上がりの美しさ

 

モルタル外壁の大きな魅力の一つは、シームレスな仕上がりです。

目地がないため、壁全体が均一に見え、スタイリッシュで現代的な外観を実現します。

 

3:デザインの多様性

 

リシン仕上げや吹き付けタイル、スタッコ仕上げなど、さまざまな仕上げ技法があります。

これにより、建物の外観を自由にカスタマイズできます。

 

□モルタル外壁の雨による影響とは?

 

1:水分の吸収と膨張・収縮

 

モルタルは水分を含むと膨張し、乾燥すると収縮します。

これにより、ひび割れが生じやすくなります。

セメントを基本成分としているため、微細な隙間からじわじわと水を吸収し、これが長時間にわたって繰り返されると、構造そのものの強度に影響を及ぼします。

特に、連続して雨が降る梅雨時や台風の季節には、この現象によるダメージが顕著になります。

 

2:凍害と苔の発生

 

水分が含まれた状態で気温が低下すると、凍結し膨張することでモルタルにさらなるストレスがかかります。

また、湿度が高い状態が続くと、苔や藻が生えやすくなります。

この凍害は、特に冬の寒波が訪れた際に、モルタル内部に蓄積された水分が凍ることにより発生し、その結果としてモルタルのひび割れや剥離を引き起こすことがあります。

さらに、高湿度が続く環境では、苔や藻の他にも、カビや汚れが蓄積しやすくなり、美観の損なわれるだけでなく、外壁の保護機能も低下します。

 

3:防水処理の重要性

 

劣化を防ぐためには、防水性を高める塗料や処理が必要です。

適切な外壁塗装を行うことで、水分が内部に侵入するのを防ぎ、モルタル外壁の寿命を延ばせます。

防水塗装やシーリング処理を施すことにより、雨水が直接モルタルに触れるのを防ぎ、水分によるダメージを大幅に減少させられるのです。

定期的なメンテナンスを行い、早期に劣化の兆候を発見し対策を講じることが、モルタル外壁を長持ちさせる秘訣です。

 

 

□まとめ

 

この記事では、モルタル外壁の基本的な美観と機能について紹介し、雨による影響とその対策方法を解説しました。

適切なメンテナンスと管理を行うことで、モルタル外壁の美しさと機能を長期にわたって保てます。

住宅の外観と耐久性を保護するために、定期的なチェックと適切な対策が推奨されます。

 

当社は雨樋工事から外壁工事、屋根工事など住宅に関する工事を幅広く承っております。

住宅の工事はぜひ当社にお任せください。