コラム

雨樋の詰まりを溶かす?絶対にやってはいけないこと&掃除方法を解説

自宅の雨樋掃除を自分でやってみようと考えている皆さん。
雨樋が詰まってしまい、掃除をしたいけど、安全で効果的な方法が知りたいですよね。
今回は、雨樋の詰まりを解消するために、パイプユニッシュなどの洗剤を使用することの危険性と、安全で効果的な掃除方法を具体的に解説します。
この記事を読めば、あなたも安心して自分で雨樋掃除に取り組めるようになります。

□雨樋の詰まりを溶かす洗剤はNG!

雨樋の詰まりを解消するために、パイプユニッシュなどの洗剤を使用するのは、絶対にやめましょう。

1:洗剤は雨樋の素材を腐食させる可能性がある

雨樋は、金属やプラスチックなど、さまざまな素材で作られています。
パイプユニッシュなどの強いアルカリ性の洗剤は、これらの素材を腐食させてしまう可能性があります。
特に、金属製の雨樋は腐食しやすく、穴が開いたり、強度が低下したりする可能性があります。
最悪の場合、雨樋が破損して雨水が漏れる原因となり、家屋に被害が及ぶことも考えられます。

2:環境への悪影響も懸念

雨樋に洗剤を使用すると、洗剤が雨水と一緒に排水溝に流れ込み、環境に悪影響を及ぼす可能性があります。
特に、パイプユニッシュなどの洗剤には、環境ホルモンや重金属などの有害物質が含まれている場合があり、水質汚染の原因となる可能性も考えられます。

3:洗剤は詰まりを解消する効果も期待できない

パイプユニッシュなどの洗剤は、排水管の詰まりを解消するために設計されています。
しかし、雨樋の詰まりは、主に落ち葉や土などの有機物が原因となる場合が多く、洗剤では効果的に解消できない場合があります。
むしろ、洗剤が雨樋の内部にこびりつき、詰まりを悪化させる可能性もあります。

□雨樋掃除のやり方!

雨樋掃除は、安全に、そして効果的に行うことが重要です。
ここでは、雨樋掃除に必要な道具や手順を詳しく解説します。

1:準備するもの

・トングまたはスコップ
雨樋に溜まった大きなゴミや土を拾ったりかき出したりするのに必要です。
長いトングだと、遠くまで取りやすいのでおすすめです。

・脚立
雨樋は高い場所にあるので、安全に作業するためには、安定した脚立が必要です。

・パイプクリーナー
トングが届かない奥の方の汚れを取るために、パイプクリーナーがあると便利です。

・ホース
掃除が終わった後、雨樋の中を水で洗い流すために必要です。

・ごみ袋
掃除で取り除いたゴミを入れるための袋です。
大きめの袋を用意しておくと安心です。

2:掃除の手順

まずは、軒樋と呼ばれる屋根と平行になっている部分に溜まっている落ち葉や土などのゴミをトングやスコップを使って取り除きましょう。
次に、竪樋と呼ばれる地面に向かって伸びている部分にホースで水を流し、詰まりがないか確認します。
水が流れにくい場合は、詰まっている可能性があります。
竪樋に詰まっている場合は、パイプクリーナーを使ってごみを完全に取り除きましょう。
パイプクリーナーを使う際は、水を流し込みながら行うと、スムーズに作業できます。
最後に、軒樋と竪樋の結合部分である集水器から水を流し、水がスムーズに流れていれば掃除完了です。

3:安全に掃除を行うための注意点

雨樋の掃除は、高所作業となるため、転落には十分注意しましょう。
脚立は安定した場所に設置し、必ずしっかりと固定してから作業を始めましょう。
作業中は、周囲に人がいないか確認し、安全な場所で行いましょう。

また、作業を行う前に、雨樋の状態をよく確認し、破損している場合は、専門会社に相談することも検討してください。

□まとめ

雨樋の詰まりを解消するために、パイプユニッシュなどの洗剤を使用するのは危険です。
洗剤は雨樋を腐食させたり、環境に悪影響を及ぼしたりする可能性があります。
雨樋掃除は、安全に、そして効果的に行うことが重要です。
この記事で紹介した方法を参考に、安全に、そして効果的に雨樋掃除を行ってください。