コラム
スレートからガルバリウムに葺き替えリフォームの方法をご紹介!
築年数が経ち、そろそろ屋根のメンテナンスを検討し始めた方の中には、葺き替えを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
スレート屋根やガルバリウム屋根のメンテナンス時期が近づいてきたものの、費用や耐久性、メリットデメリットなど様々な選択肢があり、最適な方法がわからないと感じている方も多いはずです。
この記事では、スレート屋根とガルバリウム屋根のメリットデメリットと、葺き替えについてご紹介します。
□スレートとガルバリウムの特徴
*スレート屋根の特徴
コストが比較的低いことが特徴です。
スレート屋根は経済的であり、初期費用を抑えたい方に適しています。
また、軽量であるため、建物への負担が少なく、耐震性が高い点も大きな利点です。
これにより、地震の多い地域でも安心して使用できます。
さらに、スレート屋根は施工が比較的簡単で、多くの施工業者が対応可能であるため、設置や修理がしやすい点も魅力です。
一方で、スレート屋根にはデメリットも存在します。
定期的な塗装メンテナンスが必要であり、そのたびにメンテナンスコストがかかります。
耐久性に関しては、ガルバリウム屋根に比べると劣り、寿命が短い傾向があります。
また、スレートは衝撃に弱く、ひび割れや欠けが発生しやすいという問題もあります。
さらに、日光や雨風の影響で色褪せがしやすく、見た目が劣化しやすい点もデメリットと言えるでしょう。
*ガルバリウム屋根の特徴
ガルバリウム屋根には、スレート屋根とは異なる多くのメリットがあります。
まず、耐久性が非常に高いことが挙げられます。
ガルバリウムは長期間にわたり美観と機能を保つことができ、メンテナンス頻度も少なくて済みます。
また、軽量であるため、スレート屋根同様に建物の耐震性を高める効果があります。
さらに、ガルバリウムは色褪せに強く、美観を長期間維持することが可能です。
しかし、ガルバリウム屋根にもデメリットがあります。
まず、スレート屋根に比べて初期費用が高く、予算に余裕が必要です。
また、ガルバリウム屋根の施工には専門的な知識が必要であり、対応できる施工業者が限られることがあります。
さらに、ガルバリウムも適切な施工とメンテナンスが必要であり、特にサビが発生する可能性があるため、その点に注意が必要です。
□葺き替え工事について
屋根の葺き替え工事とは、現状の屋根を全て撤去し、新しい屋根に交換する工事のことを指します。
この工事では、まず現状の屋根材をすべて取り外し、下地の状態を確認します。
必要に応じて、劣化や腐食が見られる部分の補修や野地板の張り替えを行い、その後、防水シート(ルーフィング)を施工します。
この「必要に応じて」という部分が、葺き替え工事の重要なポイントです。
建物によって下地の劣化状況は異なるため、腐食が見られない場合には、既存の野地板をそのまま利用することもあります。
つまり、葺き替え工事は建物の状態に合わせて、下地の修理から新しい屋根材の取り付けまでを行う工事なのです。
葺き替え工事と似ている「葺き直し工事」というものもありますが、両者には若干の違いがあります。
葺き替え工事は既存の屋根を撤去して新しい屋根に交換するのに対し、葺き直し工事では、既存の屋根を撤去し、必要に応じて下地補修を行った後、元の屋根材を再利用します。
したがって、葺き直し工事では新しい屋根材を使用しないため、仕上がりの外観は変わりません。
また、葺き直し工事は瓦屋根にのみ適用でき、スレート屋根や金属屋根など他の屋根材では実施できません。
□まとめ
スレート屋根とガルバリウム屋根の葺き替えは、費用や耐久性、メリットデメリットなどを総合的に検討し、ライフスタイルや予算、建物構造などに最適な選択肢を選ぶことが重要です。
スレート屋根は費用を抑えたい方、ガルバリウム屋根は耐久性を重視したい方におすすめです。
それぞれの素材の特徴を理解し、専最適な屋根リフォームを実現しましょう。
屋根や外壁のメンテンナンスを行い、快適な生活のサポートをしている当社にぜひ一度ご相談ください。