コラム

雨樋を支える金具選びと設置のコツ!失敗しないための注意点を解説!

家や建物のメンテナンスに対して非常に関心が高い方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に雨樋の金具について、正確かつ詳細な情報を求めている方もいらっしゃるでしょう。
そこで本記事では、雨樋の金具の種類と適切な設置方法・設置する際の注意点を解説します。
 

□雨樋の金具の種類とその取り付け方

 
屋根の軒先に取り付ける雨樋を支える金具には、主に3つのタイプが存在します。
これらのタイプは、打ち込みタイプ、正面打ちタイプ、横打ちタイプとして知られています。
それぞれの特徴と設置方法についてみていきましょう。
 

*打ち込みタイプ

 
このタイプは、たるきや鼻隠しに金具の尖った部分を打ち込んで設置します。
たるきの間隔はさまざまですが、一般的には30〜50cm間隔で見られ、雨樋の種類によって取り付け金具の間隔が決まります。
その基準内であれば、たるきを1本飛ばしでの設置も可能です。
 

*正面打ちタイプ

 
正面から鼻隠しに金具を取り付ける方法です。
ビスで留め付けるため施工が容易であり、新しい雨樋に多く採用されています。
 

*横打ちタイプ

 
たるきの横面に金具を取り付けるタイプで、こちらもビスで固定します。
打ち込みタイプに比べて、抜けにくく経年での安定性が高いとされています。
 

□雨樋の金具を設置する際の注意点

 
雨樋の金具を設置する際には、いくつかの注意点があります。
これらを把握し、適切に対処することで、施工時の失敗を防げます。
 

1:既存の穴のコーキング処理

 
雨樋の金具を交換する際には、古い留め具を外したときに空いた穴にコーキングを施してください。
これにより、雨水の浸入を防ぎ、雨漏りを未然に防げます。
 

2:軒樋金具の適切な勾配

 
軒樋は集水器に向けて適切な勾配をつけて設置します。
勾配をつけることで雨水の排水機能を高め、溢れを防ぎます。
金具の勾配は、雨樋の端から集水器に向けて傾きが100分の1から200分の1になるように設定してください。
 

3:縦樋金具の設置位置

 
縦樋金具を設置する際は、外壁のコーキング部分に設置しないよう注意してください。
コーキングに穴を開けると、外壁からの雨漏りの原因になります。
コーキング施工箇所以外に穴を開けることが重要です。

□まとめ

 
雨樋の金具の選び方と取り付け方には、細かな注意が必要です。
適切なタイプの金具を選択し、設置時の注意点を守ることで、雨樋の機能を最大限に発揮させられます。
 
当社ではお宅の気象条件、設置環境に適した雨樋、取付金具、役物をご用意し施工いたします。
雨樋工事を検討されている方はぜひ当社までお問い合わせください。